育てたいのは、英語で人とつながる力

英語・英会話プレス

森泉さんインタビュー

公開日:2021年12月20日コラム

個性を引き出してくれた両親に感謝!- Grateful to my parents for fostering my individuality.

現在、3歳の女の子の子育て真っ最中の森泉さん。厳格な日本人の父とイタリア系アメリカ人の母を中心に5人兄妹という大家族に育ちました。小さい頃から動物好きで、現在も犬、インコ、亀など21種類30匹のペットと暮らしており、DIYの達人としても知られています。そんな森泉さんにご両親の教育や留学体験、ご自身の子育てなどについてお聞きしました。

森 泉(もり・いずみ)

森 泉(もり・いずみ)

[ Profile ]

1982年東京生まれ。父方の祖母は世界的ファッションデザイナーの森英恵。5人兄妹の3番目で長女(兄2人、妹2人)。慶應義塾中等部卒業後米国の私立高校へ留学。19歳でモデルデビュー、パリコレに出演。21歳でテレビ番組『おしゃれイズム』のアシスタントに抜擢、タレント活動を開始。現在3歳女の子の子育て中。芸能界屈指の動物好き、DIYの達人としても知られる。

やんちゃでわんぱく、合気道は黒帯!

小さい頃はかなりわんぱくな子でした。男の子たちともよくケンカしていましたね(笑)。母(森パメラさん)にとって私は3人目でやっと授かった女の子。母は私にフリフリのワンピースやドレスを着せたかったのに、私は2人のお兄ちゃんたちと同じ格好がよかったんです。ボーイッシュな服が着たくて、「(フリフリなんて)イヤ! ズボンがいい!」とよく言っていたのを覚えています。

父は亭主関白な人で、子どもの頃は怖い存在でしたね。父は自分のことを「サムライ」と思っていて(笑)、居合とか流鏑馬をやったりして、「生まれる時代を間違えた」と思っていたようです。

そんな父の方針で、私たち兄妹は全員、小学校に上がると合気道の道場に通わされました。小1から中3まで、日曜日は毎週稽古 。黒帯を取るまでやめない約束だったので、全員黒帯になるまで続けました。兄妹皆、体が丈夫なのは、真冬も窓全開という厳しい道場で続けた合気道のおかげかもしれません。

フロンティア精神あふれた留学先

家の中では日本語と英語が飛び交っていましたが、インターナショナルスクールなどには行っていないので、英語の読み書きはあまりできるわけではありませんでした。でも「義務教育は日本で、高校からは海外で自由に」が森家の教育方針でしたから、兄たちと同じように「私も高校は海外に行くんだろうな」と思っていました。

私が留学したのはニューヨークから車で4、5時間離れた、カナダに近いバーモント州の寄宿制の高校。アートに力を入れていてユニークな教育方針の学校でした。

そのひとつに「自分たちの学校は自分たちで直す」というものがあって。生徒たちが見よう見まねで壊れたフェンスを修繕したりペンキを塗ったりするのが日常でした。アメリカ人は「自分の部屋は自分で直す」が身についているんですね。

また、食に関しても「自分たちが食べるものは自分たちで収穫する」という方針で、朝6時から学校の牧場で牛の乳搾り。生徒はめっちゃ働かされるんですよ。豚も卵も牧場で飼っている動物たちからいただいて、それが給食でした。生徒も先生も本当にいろいろな人が集まっていて、とてもおもしろい学校でした。

子どもの個性に合わせた学校選び

家族はみんな動物が好きで、小さい頃から我が家にはいろいろな動物がいました。ペットに子どもが生まれると母は「この子が幸せに育つようなおうちを作りましょう」と言い、私も子どもながら自然に近い環境になるように考えて、公園で葉っぱや小枝を一生懸命拾った思い出があります。

今思えば両親は私が動物好きなのをよく見ていて、私に合う学校を留学先に選んでくれたのだと思います。だから、兄妹は皆、まったく傾向が違う学校に進みました。

私の個性を引き出してくれたきっかけは両親で、動物たちの世話やアートやDIYの基本など、実際にいろいろ体験させてもらったのは学校でした。本当に良い環境を選んでもらえて、私は幸せでした。すべての経験が今に生きていて、無駄なことは何もなかったと思います。

3歳の娘に助けられ......「子どもってすごい!」

「結婚して子どもができて、生活が変わって大変でしょう?」とよく言われます。でも、私としてはそれほど大変という感じはなくて、「にぎやかな仲間が一人増えたな」っていうくらいかな。出産後すぐに仕事に復帰できたのも、旦那さんや彼のご両親の協力があるからこそ。本当に周りの方々に感謝です。

さらに、今は3歳の娘がワンちゃんのご飯のお皿を運んでくれたり、洗ってくれたりして、私が逆に助けられています。もちろん、娘に対してイライラしてしまうこともありますよ。仕方ないですよね、人間だもん。そういう時は「さっきは怒ってごめんね」と謝って、許してもらいます。

あとから娘に「ママ、あの時イライラしてたね」なんて言われて、「私より大人だなあ」と思うこともありますし、なかなか人になつかない動物たちとすんなりうち解けている姿を見ると、「やっぱり子どもってすごい!」と、感心してうらやましくなります。

準備はしすぎないように

保育園には1歳から行かせました。習い事などは「あれをやったほうがいい」などいろいろ聞きますし、情報もあふれていますが、あえて調べすぎたり、準備しすぎたりしないように気をつけています。

英語に関しては私が教えられることは教えたいと思いますが、やっぱりプロに教えてもらったほうが好きになれるんじゃないかなとも思っています。

動物と一緒にしてはいけないかもしれないけれど、ワンちゃんだって育て方はみんな違うので、子育てに「これが正解!」はないと思います。その時その時で考えて、答えを出していけたらいいかなと思っています。

今、私はトリマーの資格を取りたいと考えています。高齢犬たちの飼い主としてできることをもっと専門的に勉強したいなと。すべてはこれからですが、私もがんばるので、娘もいろいろなことに好奇心をもって、チャレンジして、人生を楽しんでほしいと思います。

Message

Message私自身も含め、ある程度人生経験を重ねると仕事も人間関係も「安心」の中に収まってしまいがち。でも、たまには心のリミッターを取っぱらって、親子一緒に新しいことにチャレンジしてみませんか? きっとお互い良い刺激になりますよ! 今回、コロナ禍での行動制限を体験して改めて「やりたい!」と思った時にフットワーク軽く行動することの大切さを痛感しています。


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